「きりこについて」西加奈子

Mar 15, 2013 / Topics

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「きりこについて」西加奈子 amazon.co.jp

“猫は伴侶であり、人生の師であり、逞しく寄り添ってくれる、友人である”

直木賞候補にもなった西加奈子による猫小説。

両親の愛情をたっぷり受けたきりこは、自分がぶすであるとは思いしなかった。ある日、想い寄せる男子にぶすといわれ、人気者だったきりこの人生は一変する。唯一の友達は、小学校の裏で出会った黒猫「ラムセス2世」。人間の言葉を理解する利口なラムセス2世は、きりこの友として、師として、いつどんな時も側にいた……。

飼い猫はとても利口で、人間と話ができるということが大前提で書かれています。猫を愛するすべての人に向けた猫小説といえるでしょう。