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猫のイラストをまとめた画集「みんな猫である」 和田誠さんインタビュー

Oct 1, 2013

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週刊文春の表紙や三谷幸喜さんの新聞連載、書籍の装画、挿絵など、イラストレーター・和田誠さんがさまざまなメディアで描いてきた猫たち。
300点以上のにも及ぶ、猫作品を集めた画集「みんな猫である」が発売。どのページを開いても猫猫猫といった、猫好きにはたまらない1冊です。根っからの猫好き!? である和田誠さんに、猫の魅力について伺いました。


《谷川俊太郎・訳『マザー・グース』(講談社文庫)の挿絵。1981》

—なぜ猫の絵を集めた本を制作することになったのですか?

「玄光社『イラストレーション』の編集部から“猫の絵を集めた本を作りませんか”と提案されて、“あ、それいいね”と同意したからです」
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猫本専門の古本屋『書肆 吾輩堂』

Sep 24, 2013

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日本でおそらく1件しかない猫本専門の古本屋『書肆 吾輩堂(しょしわがはいどう)』がオープン。なぜ、猫本だけを取り扱うのか、そして猫本の魅力とはどこにあるのか、店主である大久保京さんにお伺いしました。

—なぜ猫の本に特化した書店をはじめたのですか?

「自分が集めようとした時にそのような書店がなかったからです」
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【有名猫さんに会ってきた!】第七回 まとめサイトで話題の「おもち」編

Sep 10, 2013

Tags: column

Photo:Kazuho Maruo Edit&Text:Madoka Hattori

NAVERまとめに登場し、TwitterやFacebookなどでも話題になっているスコティッシュフォールドのおもちさん。会社の同僚たちに人気となり「おもち」キャラクターが一人歩きしているとか。アンニュイな表情がたまらない、おもちさんの魅力を飼い主である丸山正宣さんに伺いました。

—おもちさんとの出会いは?

「元々猫が好きで、よくペットショップを覗いていたんです。ある日、たまたま近所のペットショップに行ったらおもちがいて、なんとなく可愛いなと思い、時間を置いてもう一度覗いたら、別の人が飼おうとしていて……急に愛おしくなって飼うことに決めました」

—どんな性格ですか?

「大人しくて、おっとりしています。でもまだ1歳半なので、好奇心は旺盛。赤ちゃんの時はもう少しシュッとしていたので、こんなにコロコロと丸くなるとは思いませんでしたけど(笑)。以前、同居人が飼っていた猫がスコティッシュだったのですが、次に自分で飼う時はスコティッシュがいいなと思っていました。あと養老孟司さんの愛猫・まるが立っていたので、立ち姿を見てみたいなと」

—NAVERまとめに【かわいすぎる】オレの同僚、丸山が飼っている猫「おもち」がかわいすぎる【猫】という記事が投稿されて話題になりましたよね。どういった経緯で投稿されたのですか?

「WEB関係の会社で働いているのですが、僕を色々といじるのが好きな同僚がいて。僕の飼っている猫が可愛いからまとめてあげるよと、勝手にまとめてくれたんです。彼はバズらせ屋というか、話題にするのが上手いんですよね。それがRTされたり、広がっていった感じです。そもそもinstagramだけやっていたのですが、その同僚にブログをやったほうがいいと言われてブログもはじめました」

—自分で飼っている猫をこの子可愛いでしょう!とアピールするより、“オレの同僚、丸山が飼っている猫”と第三者の視点が入ることで、より人は見たくなりますよね。また「おもち」という名前もキャッチーだなと。

「小さい頃、きなこ餅のような毛の色をしていたんです。きなこという名前にしようとしたら、別の同僚がきなこという猫を飼っていたので、おもちにしました。雄なのですが、名前とこの見た目のせいで雌に間違われます。でも見た目とは裏腹に、女性がくると積極的。会社の同僚たちもおもちを見たいとわざわざ家にやってきたり、おもちの写真をプリントアウトしてティッシュや缶バッチを作って社内で販売したり……。僕は全く関わっていないのですが、みんなが勝手にキャラクター化して楽しんでくれています」

—おもちさんと暮らし始めてから、変化や発見はありましたか?

「寝ていると起こしに来るのに、構おうとしたら逃げる。想像以上に自立心が強くて、ツンデレです。みんな、おもちのことを可愛い可愛いと言ってくれるのですが、正直どのくらい可愛いのかイマイチわからないんですよね。僕は写真も下手だし……。でもNAVERまとめに載ってからinstagramのフォロワーが400名くらい増えて、もっとアップしてよとリクエストをもらうので、なんとか更新を続けています。ネットは猫好きな人が多くて、反応もよくしてくれる。全く知らない人からコメントをもらったりすることがモチベーションです」

NAVERまとめ【かわいすぎる】オレの同僚、丸山が飼っている猫「おもち」がかわいすぎる【猫】
http://matome.naver.jp/odai/2134819807478288201

ブログ「おもちさん」
http://maruyanma.petit.cc

instagramのおもちさんタグ# omochi3 一覧
http://www.i4pc.jp/tag/omochi3

丸山さんのinstagram
http://instagram.com/maruyanma

ilove.cat 猫祭り in 大阪 PHOTOレポート

Sep 3, 2013

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photo:Takeshi Shintou(http://gphs.biz/)

2013年8月17日(日)に開催した「B:MING LIFE STORE by BEAMS presents ilove.cat 猫祭り in 大阪」の様子をPHOTOレポート。


猫祭りといえば恒例の「愛猫」提灯もスタンバイ。
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「羊毛フェルトでつくるリアルな猫人形」猫ラボ・たまこさんインタビュー

Aug 22, 2013

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羊毛フェルトでつくる猫人形で注目を集める、猫ラボ・たまこさん。愛らしい表情とユーモア溢れるポーズの人形は、一度見たら釘付けになります。個展やイベントでしか見ることのできない猫人形の制作秘話を伺いました。

—羊毛フェルトで猫の作品を作り出したきっかけは?

「羊毛フェルトの制作を始めた頃、犬は可愛く作る方がたくさんいたのですが、猫の作品をつくる方があまりいなくって。もともと猫を飼っていて猫好きだったこともあり、猫に特化した羊毛フェルトづくりをスタートしました」

—こちらを見ているような、リアルな目が印象的です。

「いくつかプラスチックなども試してみたのですが、いまはガラス球を使っています。また試行錯誤中なのですが、表情をつくるには目がポイント。猫の目は昼や夜で大きく変化するし、色もさまざま。ただ真っ黒な球を入れるだけではダメなんです。またブログやinstagramで気になる猫の写真を集めては、ポーズなどを研究しながら制作しています。私が飼っているのはサビ猫なのですが、フェルトで柄をつくるのはなかなか難しいんですよね。なので、ほかの猫をモデルにすることが多いんです」

—ilove.catで取材させていただいた、どんこさん(https://ilovedotcat.com/ja/6209)や小春ちゃん(https://ilovedotcat.com/ja/8236)もモデルになっていますよね。

「はい、可愛くて大好きなんです。写真を見ただけで作っているので、実際の猫たちとは違う部分も多いかもしれませんが(笑)。どんこさんの写真は、同じようなポーズでも正面や横などたくさんアップされているので、自分でもイメージを膨らませやすいんです。あとは、ぬいぐるみ体型なので作りやすいんです」

—寝ている時の半目だったり、ただ可愛いだけではなく、猫を見る視点が少しユーモアですよね。たまこさんが作りたくなる猫の特徴は?

「自分がいかにグッとくるか、ですね。猫好きが“あるある!”と思えるようなポーズや仕草などを表現したいんです。個展ではうちの猫にそっくり、といって購入してくださる方もいれば、猫を飼っていなくても雰囲気がいいと飾ってくださる方もいます。いまは完全に手作業でやっているので、個人オーダーなど受け付けつけていませんが、年明けに猫の企画展に参加するのと、個展なども予定しています。ぜひ実物を見ていただけたらと思います」

猫ラボ WEBサイト
http://neko-labo.com
Twitter
http://twitter.com/nekolabo1
Facebookページ
http://www.facebook.com/nekolabo

新たな飼い主さんと出会うために 福島県動物救護本部「三春シェルター」第四弾レポート

Jul 19, 2013

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photo:Shin Suzuki edit&text:Madoka Hattori

ilove.catが福島・三春シェルターを取材してから約5ヶ月。里親さんが見つかっていく一方で、まだまだ人慣れしていない猫や病気を持った猫たちが残っています。また震災から時間が経つことで、ボランティアの数も減ってきているとか。シェルターの現状について、シェルター設立から関わっている渡邊獣医師に伺いました。

(追記:2015年12月25日、すべての犬猫の飼い主や里親がみつかり、三春シェルターは閉鎖されました)

■第一弾レポート
https://ilovedotcat.com/ja/6944
■第二弾レポート
https://ilovedotcat.com/ja/7318
■第三弾レポート
https://ilovedotcat.com/ja/7596

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猫から繋がる「ネコミュニティ」 〜エキゾ仲間のアイドル・紅子編

Jul 10, 2013

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Photo:Kazuho Maruo

一度見たら忘れられないユニークな柄をもつ、たもさん&ぐーさん(https://ilovedotcat.com/ja/7689)の飼い主の稲村恵里さんから聞いた、猫仲間の集まる会。とある日の週末、エキゾチックショートヘアの雌猫・紅子さんが暮らす、アクセサリーデザイナーの山本亜由美さんのアトリエへ。昼すぎからそれぞれ食材を持ち寄り、美味しいご飯に囲まれた猫好き同士のゆるやかな繋がりを取材しました。

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福島・三春シェルターからやってきた「小春ちゃん」ー被災動物の里親になるということ

Jun 25, 2013

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Photo:Naoko Nakui Edit&Text:Madoka Hattori

今年2月、福島・三春シェルターで取材した里親募集の記事の中でもひときわ目をひいた小春ちゃん(https://ilovedotcat.com/ja/6944)。ブルーの目をした小春ちゃんは、シェルターでもおとなしくて人気の猫。記事をアップして間もなく、小春ちゃんの里親になりたいと連絡をくれたのが、ブックデザイナーの名久井直子さんでした。被災動物の里親になるということは、どういうことなのか。名久井さんと小春ちゃんの今を取材しました。


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【有名猫さんに会ってきた!】第六回 「ふく・ごま・めめ」編

Jun 18, 2013

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Photo:Kazuho Maruo Edit&Text:Madoka Hattori

スコティッシュフォールドの雄猫・ふくさん、エキゾチックショートヘアの雌猫・ごまさん、ごまさんの子である雌猫・めめさん。ブログ『ふくとごま』や書籍、DVDでもファンが多い人気の仲良し3匹。飼い主のhanaさんと同居人の桜子さんに、猫たちとの穏やかでゆるりとした暮らしぶりを伺いました。

—今は3匹の猫たちと一緒ですが、そもそもふくさんとの出会いから猫との暮らしが始まったんですよね?
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【猫キャラ図鑑】第三回 賃貸情報エイブルのアプリ「猫の大家さん」開発秘話!

Jun 4, 2013

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気まぐれにやってくる猫をさわったりご飯やオモチャをあげることで、成長を楽しめる猫の育成ゲーム「猫の大家さん」。ローンチ初日で4万ダウンロードを記録するなど、猫好きの間で話題になっています。なぜ物件情報のアプリに猫を起用したのか。エイブルの賃貸情報を紹介するメディア『CHINTAI』で働く、アプリの企画・開発を手がけた三宅朝子さんにお話を伺いました。

—なぜ猫のキャラクターを使ったアプリを制作することになったのですか?

「アプリを開発しようと企画があがった時点で、すでに競合他社から物件情報アプリがでていたんです。単に沿線や住所から物件を探すアプリを作ってもしょうがない。そこでゲーム系のアプリだったら日常で楽しんでもらいながら、いざお部屋探しをするタイミングでエイブルにお越しいただけるのではないかなと考えたんです。ツールではなく、潜在顧客にアプローチできるようなアプリを目指して開発しました。ただゲームアプリを作るにしても、エイブルはゲーム会社ではないので、ペット可物件の紹介と紐づけることで猫の育成ゲームを制作することになりました」

—猫 × 物件というのは、ありそうでなかった組み合わせですよね。

「そもそも猫と物件という組み合わせは、パートナーの制作会社との打ち合せの際に、あがっていた企画のひとつだったんです。他にも部屋と○○というテーマで、いくつかアイデアはありました。でも私は直感で、これだ! と。おかげさまで予想以上の反響があり、ローンチ初日で4万ダウンロード、最高ランク3位にもなりました」

—猫のキャラクターはどのように作っていったのですか?

「最初にあがってきたイラストは2パターンあって、ひとつはゆるキャラのような可愛いテイスト、ふたつめはリアルっぽいイラストでした。一緒に開発をしていたメンバーは、私以外全員男性で、みんなリアルなほうがいいと言っていたんです。でも私は、正直ちょっと気持ち悪いなと思っていて(笑)。ターゲットになる猫好きな女性や若い人たちのユーザー目線でいえば、絶対可愛いほうがいい! と説得しました」


〈ボツ案となったリアルな猫キャラ〉

—そうですね。キモカワといえばそう見えなくもないですが、やはり可愛いほうが圧倒的に猫好きにも受け入れられると思います(笑)。

「意見をきちんと汲み取ってもらえる上司がいたので、有り難かったですね。キャラクターが決定してからは、イラスト制作者の方も女性だったので互いにイメージが掴みやすく、スムーズなやり取りができました。ただゲーム部分についてはローンチ直前まで試行錯誤しました。『なつき度』を示すメーターすらも2週間前までなかったんです。実は開発中になめこ育成アプリがブームになっていて。プッシュ通知だったり、図鑑をコンプリートするところだったり、育てたくなる仕組みをかなり研究しました」

—猫をなでたり家賃を振り込んだり、実際に猫を飼いたいと思っていても飼えない人にとって、ついついハマってしまう仕掛けがありますよね。

「一人暮らしで仕事をしていて、家には夜遅く帰る。そういう方々が、FacebookやTwitterで“実際に猫を飼っている気分になれます”とコメントをくださることが多いですね。そういう意味では、賃貸生活者がアプリで猫を育てるというのは、実は相性がとてもよかったのだなと思います。またエイブルというブランドを認知してもらうために、さりげなく部屋にポスターが貼ってあったり、猫缶のラベルにロゴを入れたり。『猫の大家さん』を知って、エイブルに繋がる方も多いようでとても嬉しいです」

—ちなみに、三宅さんは猫は飼っているのですか?

「実家では飼っているのですが、今は一人暮らしなので飼えないんです。だからこそ、このアプリの必要性をリアルに感じていました。社内的にはあまりピンときていない様子でしたが、私は絶対ヒットする!と、ひとり確信していました(笑)」

—アプリのリンクからは、ペット可物件の情報をチェックすることができますよね。ペット可物件を探す時のポイントは?

「ペット可物件といっても、小型犬ならOKという場合が多いんです。だから、ペット可に加え、猫がOKかどうかを確かめる必要があります。最近では分譲マンションなど、徐々にペット可物件は増えているのですが、やはり難しいですよね。また大家さんににおいやしつけがどの程度されているのか、トラブルの元になることも多いので、きちんと説明をする必要もあります。エイブルのサイト(http://pet.able.co.jp)にもペットを飼う際の注意点をまとめているので、チェックしていただけたらと思います」

賃貸情報エイブル猫の育成ゲーム「猫の大家さん」
http://www.able.co.jp/topics/app/

iPhone版
https://itunes.apple.com/jp/app/id492359934
Android版
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.able.Cats