【猫キャラ図鑑】第一回 「クロネコヤマト」の由来

Sep 18, 2012 / Topics

Tags: column

Photo:Kazuho Maruo Text:Madoka Hattori

【猫キャラ図鑑】第一回 「クロネコヤマト」の由来

猫のマークといえば、まず最初に思い浮かべるのは、ヤマト運輸によるクロネコのロゴマークではないでしょうか。そのネコマークの由来について、ヤマト運輸広報課の方にお伺いしました。

子どもの落書きから生まれた「クロネコマーク」

1957年に誕生した、子猫をくわえた母猫のクロネコのマークは、業務提携した米国の運送会社「アライド・ヴァン・ラインズ社」のマークが由来です。「アライド・ヴァン・ラインズ社」にはリスやカンガルーなどのキャラクターもあったのですが、当時の社長である小倉康臣はその中でも猫を選んで、オリジナルのデザインを制作しました。お母さん猫が、子猫が一番怪我をしないところを優しくくわえて運ぶ。その姿に共感を受けたといいます。

当時、広報部にいた清水がデザインをいくつか制作したのですが、なかなかいいデザインが浮かびませんでした。そんな時、お子様がデザイン案をみて、猫を黒く塗ったそうです。それをヒントに、クロネコのマークが誕生しました。

また、元のマークについていた「careful handling」というキャッチコピーをアレンジして、「まかせて安心」というコピーを掲げることになりました。弊社が商標登録している「宅急便」という名称は、ジブリのアニメ「魔女の宅急便」でも使われています。キャラクターとしても人気の黒猫のジジは、角野栄子さんの原作にも登場してます。偶然とはいえ、黒猫が宅急便というイメージを角野さんもお持ちになっていたのかもしれません。

ヤマト運輸の社内用語は“ネコ”だらけ!?

セールスドライバー(SD)が持っている端末機は、集荷依頼がきた際「ニャー!」と鳴くんです。「目覚まし/メロディ/ニャー!/無音」の4つからSD自身が選んで設定しています。また使用している軍手にも、ゴム部分が肉球がになっているものもあるんですよ。

さらに、弊社で使用しているシステムの名称もキャットやネコなどといった名称が付いています。ヤマト運輸のすべての情報システムは「NEKOシステム(ニューエコノミカルカインドリーオンシステムの略)」といいます。日々改良を重ね、現在は「第7次NEKOシステム」を使用しています。営業所にある個人向けのお客様のクロネコメンバーズ用のタッチパネル端末は「ネコピット」といいます。普段何気なく使っている用語なので、気がついたら猫だらけですね。

 ちなみに、宅急便集配車のダンボールは、窓をくりぬいて、猫さんの部屋として使う人も多いと聞きます。営業所やネット、フリーダイヤルなどで購入することができます。

ウォークスルーボックス 350円/http://www.kuronekoyamato.co.jp/sizai/sizai.html

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